2022保活

【はじめての保活】保活っていつ何から始めるの?(4月入園)

毎日の家事や育児、いつもおつかれさまです。ぶるどーざーママです。

就活、婚活、妊活、終活とさまざまな「〇〇活」が普通の言葉として使われるようになりましたが、働く子育て世帯には『保活』が一番身近なワードではないでしょうか。

ぶるどーざーママ

私も、居住地の中原区はタワーマンションが並ぶ武蔵小杉を含んだ保活の超超激戦区という噂をきいていたので、妊娠中からとても気になっていました。

我が家は夫婦ともにフルタイムで働いています。同じ職場の先輩ママさんたちの中には、4月に復帰予定だったけれどずっと保育園が見つからず、育休延長期間ギリギリでなんとか戻ってきた、という方も何人かいたので、かつて話題になった「保育園落ちた、日本○ね」のニュースが他人事ではないなと思っていました。

職場やネットの先輩ママさん達の情報を参考に、一番入りやすいと言われている4月入園の保活を実際にやってみて分かったこと見学に行った保育園情報など、シリーズでご紹介していきますが、まずは全体像を掴むことがスムーズに進めるコツだったので、今回は〈4月入園の保活のおおまかな流れ〉をご紹介していきます。

この記事は、

  • はじめて保活をする
  • 保活をいつ、なにから始めるのか分からなくて不安…。
  • 中原区の2022年度保活のスケジュール一例を参考にしたい!

という方に、超激戦区・中原区の保活に取り組んだぶるどーざーママの経験を元に『4月入園の保活の全体像』『おおまかなスケジュール』をお伝えします。

保活って、早く動くほど有利?

不安が募る保活。少しでも有利に進めたい、という気持ちは誰もが抱くと思いますが、早く動いたほど有利なのかというと、書類の選考自体はそうではありません。入園申請書の提出を期日内にすれば、選考基準はみんな同じだからです。

ただ、入園申請書には保育園の希望順を記載する欄があるので、複数園申し込む場合は、候補となる保育園の情報集めをする必要があり、情報収集を書類提出の申請開始よりも前に動いておくとスムーズです。特に、手っ取り早く各園の基本情報を得られて現場の雰囲気も感じられる保育園見学は、見学者多数で予約ができなかった…ということもあるので、余裕をもって計画的に進めることをおすすめします。実際私も、コロナ影響で人数制限していたことも重なって、見学できなかった園がいくつかありました。

では、いつから動き始めるのが良いのでしょうか。私のおすすめは余裕をもって『申請期日の約半年前』です。ただ、妊娠経過や出産タイミング、産後の体調や子育て状況など事情はそれぞれかと思うので、保活のおおまかな流れとともに、一つのパターンとして捉えてもらえればと思います。

保活の窓口は2つ!「認可」と「認可外」で異なる

保活には、おおきく2つ「認可保育園の申込」と「認可外保育園の申込」があります。

  申込窓口入園選考基準基本保育料や保育時間
認可保育園国から認可された園
(児童福祉法に基づく)
市区町村の
自治体
自治体の基準で一律自治体の基準で一律
認可外保育園都道府県知事から認可された園各保育園園ごとに異なる園ごとに異なる

認可保育園は、児童福祉法に定められた基準を満たし、国から認可されている保育園のことです。保育される人数に対して、保育士の人数や、施設の面積(広さ)、設備などが法律によって決められており、市区町村の自治体が窓口となり選考基準に基づいて入園の振り分けなどを行っています。保育料も自治体で定められた基準を元に算出され、認可保育園であればどの園に入っても一律の保育料となります。

認可外保育園は、国の基準ではなく、都道府県が定めている基準を満たし、知事から認可されている保育園のことです。各園が直接窓口となり、それぞれの園の選考基準に則り入園の振り分けを行っています。保育料も各園で独自に定められた基準で算出され、それぞれの園で異なります。全国一律で定められた国の基準は満たしていませんが、各地域に合わせた都道府県知事の認可はとっており、地域や園の特色が出やすいのが特徴です。

改善されつつあるとはいえ、まだまだ待機児童を抱えている地域も多々あり、保活を心配されるママさん達にとって、認可外保育園も同時に検討を進める必要があります。その際気をつけたいのが、窓口が異なることです。申込方法や時期、選考基準が各園で違うので、気づいたときには手遅れ…という事態にならないように、認可保育園と認可外保育園の両軸を意識した流れを予めイメージしておくことをおすすめします。

私自身、何となく認可外保育園は認可保育園のダメだった場合に、そのあと手続きするもの、というイメージを持っていました。しかし、私が検討していた認可外保育園は認可保育園の選考結果を待ってからの動き出しでは選考が不利なことが途中で分かり、慌てて見学に行ってぎりぎり申込を済ませました。

ぶるどーざーママ

どうか私の二の舞にならないように、みなさんはご注意くださいね

【保活の進め方】おすすめは5STEP

保活は、「行きたい保育園の情報を収集して、各窓口に申込書類を提出」で完了するので、最低限赤文字で記載した部分を抑えておけば終えられます。ただ、認可保育園・認可外保育園のそれぞれ必要な情報をしっかり集めて、予期せぬ不備があっても対応できるように、はじめての保活で不安な方は、申込期限のおよそ半年前を目安に、以下の5STEPで進めていくことをおすすめします。その理由については、各ステップの抑えたいポイントと合わせて後述します。

 おすすめの
目安時期
やること目的
STEP16月区役所へ行く昨年度の保育園申請関連資料をもらい、居住地域の保育園一覧や選考基準を確認する
自分の選考点数を算出し、選考時の感触を掴む
STEP 26月~7月候補園をリスト化通える範囲の園をピックアップする
候補園で見学を申し込む先を決めて順次見学予約ととる
STEP 37月~10月候補園の見学に行く各園の情報収集をする
候補園の希望順位を決める
STEP 410月中旬区役所へ行く申込年度の申請書類をもらう(※区役所HPからも入手可)
候補園の過去の内定実績を確認する
STEP 5~11月中旬認可:
区役所へ行く
(※郵送も可)
認可外:
保育園へ行く
申請書類を提出する

【STEP 1】 区役所へ行く(6月頃)

まずは昨年度の保育園申請関連資料をもらって、自分の地域にある保育園を確認します。資料の保育園リストには認可保育園だけでなく認可外保育園も載っているので、合わせて確認しておきます。Googleマップなどで「保育園」と検索して調べる方法もありますが、一度の検索で全てがうまく表示されなかったり、情報が最新ではない場合もあるので、区役所の資料を元に確認する方が正確で良いです。

また申請資料の中に選考基準となる点数の算出方法が載っているので、そこから自身の点数を確認します。確認方法が分からない場合は、区役所の児童福祉課の方が見方を教えてくれるのでその場で尋ねてみてください。

中原区は、同一点数の場合は世帯年収の低い方から順に内定となります。自治体によって基準は異なるため、同一点数の場合の選定基準が分からない場合は、区役所の方に聞いてみてください。算出した点数と世帯年収を元に、過去の保活で内定が出ていたかを確認し、自身の保活難易度の感触を掴みます。なるべく具体的に感触を掴んだ方が良いので、「自分と同じ点数+世帯年収で内定が出ていた保育園がどれくらいあるかを区役所の担当者に聞く」ことをおすすめします。口頭で過去の資料を元に教えてくれるので、申請書を記入する際に情報整理をできるよう、メモしておきましょう。もし、すでに行きたい保育園がある程度決まっている場合は、より具体的に「保育園名を出して、自分と同じ点数+世帯年収で過去3年間で内定実績があるかを確認する」とさらに難易度が分かりやすいです。

昨年度の保育園申請関連資料は、区役所へ行かなくてもHPで資料を閲覧できます。ただ、資料をもらうのと合わせて、区役所の児童福祉課の方に直接相談することで、ある程度自身の保活難易度がどれくらいなのかの感触を先に掴めてので、区役所へ行くことをおすすめします。

私は区役所へ資料をもらいに行って区役所の方にも相談しましたが、保活のやり方を聞いただけで自身の保活難易度が分かるような質問をしなかったので、どこまで候補を広げるべきかに悩み、後日もう一度相談に行きました。ここはまとめてやった方が良かったなと思ったので、これから保活の方は、資料をもらうこととセットで、区役所の方から情報収集してみてください。

【STEP 2】候補園をリスト化(6月~7月)

過去の保育園案内資料を元に、通えそうな保育園候補をリスト化します。最終的な候補選びの基準は各家庭で異なりますが、この時点では大半の方が「自宅からの通いやすさ」でなるべく多くリストアップするかと思います。認可保育園と認可外保育園の両方をここで検討していくと良いです。

次に、その候補の中で見学を申し込む先を決めていきます。保育園見学は園の基本情報をパンフレットや口頭などで説明してもらえたり、通っている園児の様子、先生達の雰囲気を肌で感じることができ、こちらから質問して追加で必要な情報を得ることもできるので、個人的には時間の許す限り候補園は申し込んだ方が良いと思います。保育園での見学で確認しておくと良いことは、こちらの記事(【保育園見学】15園見学したフルタイムママのおすすめ質問集)にまとめています。また、認可外保育園は申込みにあたり見学必須のところも多く、各園での選考基準を知るためにも行った方が良いです。複数園見学に行く場合、各園の予約を管理するためにリスト化した候補園にメモしておくことをおすすめします。

私は14園候補をリストアップして、コロナ影響で見学予約が取れなかった2園を除き、12園の見学に行きました。各園へ電話で予約をとった際にそのへんのメモに殴り書きをしていたのですが、○○保育園第一、第二など似たような園名もあり、そのメモをあとで見返した際、どれの予約だったかが分からなくなり困りました。最初に候補園をきちんとリストアップしたメモに、予約時間や言われた来園時の注意事項をすれば苦労しなかったなと思ったので、多く見学に行く方は小さなコトですが、やってみてください。

【STEP 3】保育園の見学に行く(7月~10月)

候補の保育園へ見学に行きます。見学時間は30分が多く、長いところで60分くらいです。来園時にスリッパ持参の園もあったので、見学予約をする際に言われた注意事項を行く前に再度確認しておきましょう。見学の推奨期間を7月~10月で余裕をもたせているのは、夏のプール遊びを8月前後に行う園が多く、プール遊びが始まると見学を停止する園もいくつかあったためです。

見学方法は園によってまちまちです。対応する先生や、一度の見学人数、園内をどこまで見れるかなど、各園で違いました。保育園の運営方針や保育時間、年間行事、持ち物などの基本情報が記載されたパンフレットを配布してくれる園が多く、それを元に一通り園の説明をしてもらい、最後に追加質問をする、という流れが多かったです。

保育園の見学は、実際に保育園へ通う際に通る道を確認して送り迎えをイメージできたり、各園でそれぞれ違う保育方針や受け入れ大勢、園児達や先生の雰囲気を肌身で感じとれ、机上では分からなかったことが見えてくるので、一番効果的な情報収集方法だと私は思います。保育園申込時には、候補の園を希望順に順位付けを行うのですが、同一の指標で比較した方が順位付けしやすいので、見学時にどの情報を共通で集めるかを先にある程度固めておくことをおすすめします。フルタイムママの視点から保育園見学でのおすすめ確認事項は、 こちらの記事(【保育園見学】15園見学したフルタイムママのおすすめ質問集)にまとめたので、イメージが沸かない方はお時間のあるときにでも、目を通してみてください。

認可外保育園は見学時に、入園の申請方法を説明してくれます。各園で申請時期や方法、選考基準が違うので、区役所の方へ相談したときと同じように、直接確認をしておくと良いです。私は認可外保育園は、認可に入れなかったら検討するところで、認可合否が出たあとに動き出し、というイメージを勝手に持っていて全然動いていなかったのですが、認可保育園の申込みと同時期で受付の園もあり、11月のギリギリのタイミングで見学と申込をしてかなり焦りました。申請時期は特に注意して聞いておくことをおすすめします。

【STEP 4】区役所へ行く(10月中旬頃)

自分の申込年度の受付が開始したらなるべく早く、認可保育園の申請書を区役所に取りに行きます。私が申請をした中原区は、2022年度は2021年10月11日~11月10日で受付をしていました。申請書はHPからダウンロードして各自で印刷もできますが、提出資料が複数枚あったり両面印刷があったりと面倒なので、区役所でもらう方が楽かと思います。申請書だけをもらう場合は、窓口の順番を待たずに貰えうことができます。約1ヶ月申請期間がありますが、会社にお勤めの方は就労証明書を会社に記入してもらう必要があるので、そのやり取り時間を加味して、なるべく早めに資料を得て必要書類に目を通すことが大事です。会社によるとは思いますが、同時期に就労証明書発行が集中するので、1~2週間近く手元に届くまでかかることもあります。また、万が一不備があった場合に再度やり取りする可能性もあるので、『受付開始後すぐに入手し目を通すこと』がおすすめです。

また区役所に行ったついでに、窓口で候補園の過去の内定実績を聞くと良いです。具体的に園名を伝えてその園の内定ボーダーラインを聞きます。できれば昨年度だけでなく過去3年間の内定実績を聞けると、その園が入れそうなのかの感触をより確度高く掴めます。その情報をもとに候補の最終調整を行います。

私は吟味して8園の保育園を記載する予定でしたが、過去の内定実績で自身の点数と世帯年収では昨年度の1園分以外は内定が出ていなかったので想像以上に厳しそうだということが分かり、もう一度条件を見直して最終的に候補を追加して提出をしました。年度によって入園状況は変わるとはいえ、楽観視しすぎずに可能な限り今できる対策をしておく方がきっと結果が出たときに後悔がないと思います。

【STEP 5】区役所へ行く(~11月中旬頃)

申請書類がすべて揃ったら、期日内で提出をします。認可保育園は郵送でも提出は可能ですが、その場で内容に不備がないかを確認してもらえるので、区役所の窓口で直接提出がおすすめです。日付が書いていなかったり、など確認したのに意外と抜けている、ということは結構あるので、はじめての方は特に、確実に受理してもらえて安心な区役所への提出が良いと思います。申請期間中は窓口が混雑して待たされることもあるので、予め窓口の混雑状況などが確認できれば、その情報をうまく使ってみてください。中原区では、『中原区なう』という窓口混雑情報サイトがあり、こちらで待ち人数を確認できて便利です。

認可外保育園は、各園で提出方法や期日が異なるのでそれぞれ確認して抜け漏れがないようにご注意ください。

まとめ

はじめてのことは誰でも不安になると思いますし、復職がかかっているとなると、さらに不安は増しますよね。中原区では11月中旬に申請して、結果が通知されるのは1月末頃でした。結果が分かるまでやきもきしたり、「ひとつも入れなかったらどうしよう…」と想像してナーバスになるかもしれません。

候補園に入れるかは、最終的にはその年度の申込状況次第です。悔いのない候補園選びと申請書の提出を行えたら、あとは考えても仕方のないことと割り切って、他の楽しいことに目を向けてみてください。はじめての方の保活への不安が少しでも和らげれば嬉しいです。

まとめ

・はじめての保活は、申請期限のおよそ半年前から動き出し(6月頃)がおすすめ

・保活は、認可保育園と認可外保育園で窓口が異なるので注意!

・保活の進め方は、5SETP(区役所へ行く→候補リスト作成→園見学→区役所へ行く→区役所へ行く)

・悔いのない候補園選びと確実な申込ができたら、あとは割り切って待つ