2022保活

【個人分析】川崎市中原区の令和4年度4月入園の0歳児保活を終えて

毎日の家事や育児、いつもおつかれさまです。ぶるどーざーママです。

1月下旬。この時期は保活中のママさん・パパさんが最もソワソワする時期ではないでしょうか。自治体にもよるかもしれませんが、川崎市では4月入園の認可保育園一次利用調整の結果が郵送で通知されます。令和4年度は、1月22日(金)に発送で、週明けの1月24日(月)にポストに届いていました。

ぶるどーざーママ

普段はのび太くん並みに眠りの天才な私ですが、前夜は結果が気になってなかなか眠りにつけませんでした。そして、24日は3回もポストをチェックしに行ってしまいました。

結果は9園希望を提出した中で、第7希望園に内定をいただくことができました!区役所で聞いた昨年度の内定実績では9園中8園は我が家は入れていなかった園で、今回内定をいただいた園もその一つだったので、今回の奇跡に感謝が尽きません。

令和4年度の保活を終えての個人的な分析や、内定した後の具体的な動きについてご紹介していきます。

この記事は、

  • 川崎市中原区の認可保育園の内定後の動きを知りたい!
  • 2022年度の0歳児保活をやってみて感じたことを参考にしたい。

という方に、超激戦区・中原区の保活に取り組んだぶるどーざーママの経験を元に『認可保育園内定後の動き』『2022年度保活をして感じたこと』をお伝えします。

2022年度保活の個人的な分析

申込み前の予測

川崎市の利用調整基準は「利用点数」がまずあり、同一点数の場合は「世帯年収」の低い順で優先度が決まります。(参考:川崎市保育園利用調整基準)令和4年度の申込を行うにあたって区役所で相談をした際、0歳児クラスの4月入園では「利用点数」で兄弟加点があるケースはそこまで多くなく、A-6-2(ケース例:フルタイム*共働き、育休明け)以下の同一点数で、最終的には世帯年収で内定ボーダーラインが決まるケースがほとんどと聞きました。(*月140時間以上の労働)

年度にもよるそうが、過去の内定実績をヒアリングしていた中で、世帯年収は1,000万円を超えると駅近の人気園はほとんど厳しく、さらに1,500万円を超えると駅から距離がある園でも入れる確率は低くなる、という印象でした。ただ、2020年度や2021年度は、コロナ影響で0歳児枠は入園控えや内定辞退が結構あったそうで、今までと違う動きをしているので読めないとも仰っていました。

実際に2020年末〜21年2月末頃までのコロナ第3波の影響で、2021年度は内定辞退者が複数園であったようで、令和3年度4月入園の2次利用調整結果で空き枠が多数の園で出ていました。(参考:令和3年4月2次利用調整結果)私が見学した保育園でも、2021年度だけ途中辞退などによりはじめて定員割れをした、という話をいくつかの園で聞きました。

2022年度もコロナ影響は続いていましたが、2年以上に渡る長期間のwithコロナの生活から様々な経験を積んだことで、今後も変異株の出現や感染の波が起きることは想定内になっており、ワクチン接種や経口薬が出てきているので、2021年度と同じような入園控えや内定辞退は起こらず、例年通りの流れに戻るのではと予測していました。

また、コロナ影響が本格化し始めた2020年に妊活を控えた動きもあり、2021年度全体の出生率が低下したと言われていましたが、2022年度については長引くコロナ影響で、控えていた方が再開した可能性も考えられ、コロナ禍前と同じとまではいかずとも2021年度よりは減っていないのではと予測していました。

結果を受けての個人的な分析

今回内定をいただけた園は、2021年度の内定実績上は我が家は内定できなかった園でした。区役所で幾度か相談した時に私の出す希望園はかなり厳しいと言われていたので、無事に決まって心から安堵した一方、2022年度の保活が私の予測とは違う動きだったのかなと気になりました。

そこで、厚労省のデータや川崎市HPに出る二次利用調整の案内、保活申込みの時に参考にしていた過去内定実績の口コミサイト(WOMEN’S PARK 神奈川県の口コミ広場 by Benesse / ※2022年1月末でサービス終了)、各SNSでの検索結果をもとに2022年度の保活を改めて個人的に分析をしてみました。

ぶるどーざーママ

あくまで私の個人的な分析です。一度気になり始めると、とことん調べたくなる性分でして…。

内定辞退者について

まず、内定辞退については、川崎市HPに掲載されている中原区の認可保育園二次利用調整での空き枠を見る限り、予測通り0才児の辞退者は昨年度に比べて少なそうでした。新設の保育園ができたりと変動があるので全体数が全く同じではないですが、2021年度と2022年度の中原区0才児枠の2次利用調整で空き枠が合った園の割合を比較すると、2021年度は全体の60%ちょっとだったのに対して、2022年度は1/28付の2次利用調整では約35%でした。内定辞退をすると育休延長に必要な「保育所入所保留通知書」が得られない為、追加の手続きを急いでする必要があるそうで、その苦労も加味すると、申込み段階で辞退を検討していた方は最初から0歳児の入園を見送った方が多かったのかもしれません。

出生数について

つぎに、出生数については、厚生労働省の妊娠届出数の推移データをみると、2022年度4月0才児入園の対象となる生後5ヶ月〜11ヶ月の赤ちゃんの妊娠届出が出された2020年7月〜2021年1月は前年比でどの月も全国的には減少していました。

届け出月2020年度前年
20年7月69,341件(対前年-10.9%)77,929件
20年8月68,559件(対前年-6.0%)72,903件
20年9月71,865件(対前年-1.0%)72,600件
20年10月74,993件(対前年-6.6%)80,263件
20年11月69,804件(対前年-4.8%)73,348件
20年12月75,755件(対前年-1.8%)77,165件
21年1月76,989件(対前年-7.1%)82,835件
参照:厚生労働省 妊娠届出数の状況について(リリース)

全国的には対象となる赤ちゃんの出生数は前年に比べて減っていましたが、地域による状況データになかったので分かりませんでした。

ただ、2020年度の妊娠届出数の対前年減少幅は、コロナ懸念がなかった2019年度の対前年減少幅と比較すると増えている為、例年の傾向通り少子化が進んだだけでなく、全国的にコロナ影響を受けた結果と見ると、多少差はあってもどの地域でも出生数の減少が起きたと考えられる自然かなと思いました。

入園控えについて

こちらは定量的なデータはないですが、WOMEN’S PARKに投稿されていた口コミ内容や川崎市HPに載っていた各園の申込倍率表(参考:令和4年4月保育所等利用申請・利用調整結果状況/中原区)、私自身の結果から推測するに、2022入園控えについては、昨年同様見送った方が多かったのではと思いました。2020年12月頃からコロナ感染拡大の第4波があり、まだワクチンの接種も始まっていなかった2021年度に対して、2022年度ではワクチンの2回接種は進み、重症化を防ぐ経口薬も出てきましたが、完全な解決策は未だ見いだせておらず、申込の時期であった2021年10〜11月頃は「第6波」はいずれくると言われていました。コロナ渦での生活がまだ続くことが予想された為、入園を遅らせられる方は消極的になったのかもしれません。

実際に、1月末時点で年末頃から急速に拡大した新しい変異株(オミクロン株)の猛威により、過去最高の感染者数を更新し続ける状況下で、さらに子どもの感染が広がり保育園や学校の休園が相次いでいるニュースを見ると、事情により0歳児4月入園一択と考えていた我が家ですら、本当に0歳児入園で預けて大丈夫だろうか…と不安が募ることもありました。きっと多くの子育て世帯が同じように悩まれたのではないかと思います。

個人分析まとめ

振り返ってみると、私の予測に反して出生数も減少して全体母数が少なかったことや第6波の影響もあり、2022年度は例年や昨年度と比べて0才児入園ボーダーラインが下がったのではないかと思います。まさに「入園年度による」という読めない部分が2022年度も出た結果、たまたま我が家は内定をいただけましたが、コロナなどのイレギュラーなことがなければ、区役所の方がおっしゃっていた通り0歳児入園でも厳しかったかもしれません。

SNSには毎年1月末頃になると「#保育園落ちた」のツイートが数多く上がり、今年も働く子育て家庭の悲痛な声が書かれていました。川崎市HPに掲載されている保育園申込倍率からも、待機児童はおそらく2022年度も出ていると思うので、一次調整で保留となり、二次調整や認可外保育園への対応に追われている方が沢山いると思うと心が痛いです。

川崎市の利用調整基準は同一点数の場合は世帯年収の低い順に優先となる為、内定保留となった方の多くが世帯年収で決まらなかったケースが多いです。世帯年収が高いといっても、毎日専属のベビーシッターを雇えるほど超高所得世帯な方はほとんどおらず、実態はフルタイムで夫婦ともに一生懸命働いて目の前の子どもとの生活を送っていて、保育園に預けられず育休延長のリミットを不安な気持ちで待っていたり、他に手段がなくて途方に暮れている方が大半だと思います。保育を必要とする人が各家庭で必要とする時に、不自由なくその機会を得られるような社会に、一日でも早く変わっていってほしいなと切に願っています。

内定後の動き

内定通知をもらう=保育園入園決定!と思っていましたが、実際には「入園面談」と「健康診断」があり、それらを経て問題なければ無事に入園決定、というステップでした。また、私のように会社員で育休から仕事復帰をする方は、「職場への報告」や「復職面談」を行うところも多いのではないでしょうか。今後のキャリアで悩んだことや復職面談準備、何を話したかについては、また別の記事でまとめようと思います。

私の場合ですが、ざっくりとした流れは以下の通りでした。内定決まった後から徐々にやることが増えてくるので、取りこぼさないように産後ボケの頭をフル回転させながらやっていました。

1月下旬郵送で内定通知を受領
1月下旬認可外保育園の入園申請取り下げの連絡
1月下旬会社へ報告&復職面談
2月中旬内定した保育園で面談(親+子)
2月中旬内定した保育園で健康診断*
(*園によっては保育園以外の指定先で別途実施の場合もあり)
2月〜区役所に追加書類*の提出
(*必要書類は人によりますが、私の場合は「育児休業証明書」)
2月〜3月入園準備の各事務手続き
4月上旬〜入園&慣らし保育
4月中〜下旬職場復帰

内定通知の郵便に、「健康診断日程・会場のお知らせ」「保育園からの連絡」「内定後の提出書類」が同封されていました。内定後の提出書類は必要書類によって提出期限が異なる為、きちんとチェックして抜け漏れなく対応が必要です。

認可保育園の内定通知を受け取ったら、なるべく早く、同時申請していた認可外保育園の入園申請取り下げの連絡をします。認可外保育園は園にもよるとは思いますが、多くが認可保育園の一次結果での辞退者が揃った後に選考をするので、保育園や結果を待っている保護者の負担にならない為に、できればその日のうちに連絡をできればベターです。